2015年8月12日水曜日

石油系? 植物系? シャンプー原料のウソ、ホント


こんにちはINABAです。


今日は、皆様も聞いたことがあるかもしれない


『石油が原料のシャンプー』


についてちょっとお話を。









「石油系」って聞くとなんとなく身体に悪そうな響きですよね。


逆に 「植物系」 「天然系」 って言われると身体によさそうな感じがしませんか?



ネット等で検索しても「石油系界面活性剤を使ってるシャンプーは使うな!」

的な記事も多く見受けられます。


界面活性剤とは? 油と水を馴染ませる性質を持っているので、水だけでは落とせない皮脂汚れ(油汚れ)が落とせるんですね~)






界面活性剤の中でも 「ラウリル硫酸Na」 (他にもありますが省きます) なんかは 完全に「石油系」のレッテルを貼られていますね。




でも、しかし。

このラウリル硫酸Na、実は 原料に石油なんて使ってないんですよ!


実はこのラウリル硫酸Naって  『ヤシ油』  から作られているんです。



ヤシ油・・・・・   ヤシの油ってなんだか優しいイメージですよね。

「ヤ○ノ○洗剤」 とかもやさしそうなイメージですし。(ここもちょっと怪しい広報戦略してますが)



イメージ的にはやさしいヤシ油から作ったといっても、出来上がったラウリル硫酸Naは 洗浄力がかなり強く、しっかり洗い上げるので肌の弱い人や、ダメージヘアの人には合わないかもしれません。

もちろんメリットもございます。 

・原価も安いので、比較的安めのシャンプーが作れる。
・洗浄力が強いので、オイリーな人、整髪料などで髪の汚れのひどい人には合います。 
・シャンプーの目的によっては美容室専売品にも使われている。 



似た名前で 「ラウレス硫酸Na」 というのがありますが、ラウリルよりはマイルドな洗浄成分ですので。
(界面活性剤全体の中では洗浄力が強い方です)






そして、




現状、石油を原料にした界面活性剤を使っているシャンプーはないと思います。 










ではなぜ実際は植物系なのに、石油系の界面活性剤と言われ、しかも悪物のような扱いを受けているのか疑問に思いませんか?








それは、何かを悪物にすることによって、得をする誰かがいるからなんです。





マイナスイメージの風評って、意外と浸透しやすい(信じられやすい)のでいろんなことに利用されちゃうんですよね~



「えっ~!! これって身体に悪いんだ。」
「ね~ 、聞いて聞いて。これって身体に悪いんだって、こっちのほうが身体にいいらしいよ」



てな感じでどんどん広まりますW





皆さんも巷にあふれている情報を簡単に信じたりせず、本当の情報を探すようにして下さいね。


まず悪いイメージのことをいっぱい書いておいて、最後に『だからこちらがおすすめなんです!』 的な広告や記事を見たらちょっと疑ってみましょう。






誰かが儲ける為のウソの戦略に踊らされるのって嫌ですし。







みずほ台の隠れ家過ぎる美容室 COVO  http://covo-ca.com/









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