2017年7月5日水曜日

酸性の縮毛矯正とアルカリの縮毛矯正の違いとは?

こんにちは稲葉です。




梅雨入りしてからここ最近雨が続いていますね~

ハレにも縮毛矯正のお客様がいつもの1.5倍くらいご来店いただいております。



当店では縮毛矯正に使用するパーマ剤を2種類ご用意しております。

『アルカリ性』
 と 『酸性』  の薬剤です。

ではこのふたつの違いってなんでしょう。
なんとなくアルカリより酸性の方が髪にいいような感じがするのではないでしょうか?

確かにアルカリよりも酸性のお薬の方が髪へのダメージは格段に少ないことは確かなんですが、両方ともにメリットデメリットがあるので簡単に説明していきましょう。



■アルカリ性の薬剤


・ほとんどの美容室で使用している薬剤。
・強いくせでも、硬い髪でもストレートに伸ばすことができる。
・髪の内部の結合を切るための還元剤を髪の中に入れるためにアルカリ剤を使用する必要があるので、アルカリ剤によるダメージも出る。


■酸性の薬剤


・日本では近年認可された薬剤ですが、欧米では何十年も以前から使われていたものなのでまったく新しい薬剤という事ではない。 日本で使用している美容室はそんなに多くない。
・硬い髪には向かないが、髪のダメージ状態によっては使用可能。 普通~細い髪に向いている。
・アルカリにしなくても髪の中に入ることができる還元剤なので、酸性の状態でもパーマがかけられる。アルカリによるダメージが無い。



どちらともメリット、デメリットのある薬剤です。

「くせが強くてとにかくくせを伸ばしたい」
 という方にはアルカリの方が向いていますし、
「そんなに真っ直ぐすぎなくてもいい」 という方には酸性がおすすめです。

もちろん酸性の薬剤でも、
髪質が合う方の場合はきれいなストレートに仕上げることができます


しかも、酸性のお薬はアルカリ系の薬剤とは比較にならないくらい自然に仕上げることができますし、アイロン操作で自然なカールをつけることも可能です。
ただし、伸ばしきれないくせもありますが・・・・  その辺は実際に髪を見ながらのカウンセリングが必要です。

どちらもメリットデメリットがございますが、ダメージが少なく、自然な仕上がりになる酸性のパーマ剤ははやはり魅力的な薬剤です。


縮毛矯正をご希望のお客様とはカウンセリングをしっかりとさせて頂いたうえで、使用する薬剤を選定させていただきます。




酸性の縮毛矯正施術例↓







どちらのお客様の仕上げにもブラシやアイロンは使用しておりません。
ドライヤーと手で乾かしただけの状態で写真を撮らせていただきました。

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